6月1日にクレモナ検察によって発覚した違法賭博・八百長スキャンダル。FIGC(イタリアサッカー連盟)のステーファノ・パラッツィ検察官によって、“被告人席”に立たされたのは、セリエAの2クラブとセリエBの11クラブをはじめとする計18クラブと、現役選手や元選手、監督、会長、幹部らで構成される26名の人物だ。

18クラブの中で最も深刻な立場にあるのが、3部のラヴェンナとアレッサンドリアだ。一方で、セリエAのアタランタは、MFクリスティアーノ・ドーニとMFトーマス・マンフレディーニの違法に関する監督責任を問われている。パラッツィ検察官が3日に求刑し、第1審の判決はおそらく8日に下されると見られている。

主なクラブ・人物に対するパラッツィ検察官の求刑は以下のとおり。

セリエA: アタランタ(新シーズンにおける7ポイントの減点)
セリエB: アスコリ(新シーズンにおける6ポイントの減点と罰金)、ヴェローナ(罰金)、サッスオーロ(罰金)

クリスティアーノ・ドーニ: 3年6カ月の停止処分
トーマス・マンフレディーニ: 3年の停止処分
ジュゼッペ・シニョーリ: 5年の活動停止、除籍勧告

なお、キエーヴォは8万ユーロ(約900万円)の罰金処分(クラブは寄付に回されることを希望)、ステーファノ・ベッタリーニは1年2カ月の停止処分でそれぞれ司法取引を成立させている。