ローマのルイス・エンリケ新監督が10日、トリゴリアの練習場を訪れた。イバン・デ・ラ・ペーニャ氏らスタッフとともにローマに到着した同監督は、ワルテル・サバティーニSD(スポーツディレクター)らと会談。キャプテンのFWフランチェスコ・トッティとの初対面も果たしている。

イタリア『スカイ・スポーツ』も、L・エンリケ監督の獲得希望リストには、FWボージャン・クルキッチとDFマルティン・モントーヤ、FWジョナタン・ソリアーノの名前が挙がっているという。すべてバルセロナ所属の選手たちで、モントーヤとソリアーノは昨季、バルセロナBでプレーしている。

ボージャンの代理人であるゾラン・ベキッチ氏は、イタリア『ラジオ・マナ・マナ』に対し、「L・エンリケとボージャンは互いを知っている。だから、ローマに来ることをうれしく思うことは確かだろうね」とコメント。次のように続けている。

「パーフェクトな結婚となるだろうね。だが、まだ待たなければいけない。慎重になる必要がある。決断を下すのはバルセロナだからだ。(ボージャンの)父親は、誰とも話さないことを望んでいる。彼はバルセロナのために仕事しており、混乱を望んでいない。だから、完全なる沈黙を保つようにと命じたんだ」

一方、そのローマからカターニアへとベンチを変えるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が10日、就任会見に応じている。同監督は「ベストを尽くすために、すべてのシーズンでそうであるように、改善をしていくべく、カターニアでの仕事のメカニズムに入っていきたい」とコメント。何かを宣言したり、多くを約束することはせず、次のように話している。

「まずは選手たちの仕事ぶりを見たい。若手も含めた全員と仕事したいね。私は、うまくやれるという確信を持ってこのオファーを受けた。つまり、言い訳はないということだ。良い仕事をするために、カターニアは私にすべてを与えてくれたからね。シチリアで私は大きなチャンスを手にすることになる。それを生かさなければいけない」