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 本日4月15日、ザック・スナイダー監督のアクション・ファンタジー超大作『エンジェル ウォーズ』がついに丸の内ピカデリー他全国ロードショー開始となった。

 本作は、妹殺しの濡れ衣を着せられ精神科病院に収容されたベイビー・ドール(エミリー・ブラウニング)が、そこで出会ったスイートピー(アビー・コニッシュ)、ロケット(ジェナ・マローン)、ブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)、アンバー(ジェイミー・チャン)という4人の少女たちと共に脱走を試みるという物語。迷宮のような病院を、屈強な警備員の目をかいくぐって逃げ出すのは至難の技。そこで、ベイビードールの巧みなダンスで周囲の目を引きつけている間に他のメンバーが脱出のアイテムを入手するという作戦を展開。ダンスに集中するために目を閉じたベイビードールの前に、ドラゴンやゾンビが住む空想世界が広がる――。

 先日の12日に秋葉原UDXで行われた本作の特別イベントでは、「COOL JAPAN!!〜世界を変えるクロストーク〜」と題し、漫画家・桂正和、ゲームクリエイター須田剛一、アクション女優の武田梨奈、中野腐女シスターズのキャプテン喜屋武ちあき、などの“COOL JAPAN”の牽引役たちによるトークが行われた。その際にもCGによる戦闘シーンの迫力と美しさは絶賛されていた。


(※イベントの様子はこちらで確認できます

 この映画に対してのザック監督のこだわりには、本当に舌を巻く。ダイナミックな映像で圧倒するだけではなく、細部に渡っても細かく作られている。例えばベイビードールの使う刀の両面には、シンボリックな文字が刻まれていて、この文字をつなげて読むとなんと本作のあらすじになるのだ。観客が見逃してしまうような細部に、運命を予言させることを忍ばせるとはなんというこだわりだろう。なお、この文字は、刃の片面に刻みこものに40時間もかかったそうだ。

 この他にも、空想世界でアンバーが乗り込むロボットに「キケン!女性ドライバーが運転中!」とさりげなく日本語で書かれていたり、少女たちが使う武器にそれぞれのシンボルとなるものが使われていたりと、緻密に計算されてつくられている。このこだわり部分を観賞中に探していくのも楽しいのではないだろうか。

 一度目は物語全体を楽しみ、二度目は隠れたこだわりを探し出す。一度と言わずに二度、三度、劇場に足を運んで堪能して欲しい。

MOVIE ENTER×映画『エンジェル ウォーズ』特集
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