29日に行われるアジアカップ決勝は、日本とオーストラリアの対戦となった。アジア大陸最高のチームという称号は、もはやアルベルト・ザッケローニ監督率いる日本のものだ。アジアサッカー連盟に所属しているが、オーストラリアがオセアニアの国であることに変わりはない。

オーストラリアは25日の準決勝で、ウズベキスタンを6−0と一蹴した。これまではまずまずのチームと見られていたウズベキスタンを相手に、オーストラリアは序盤からハリー・キューウェルのゴールで先制すると、あとは楽な展開に。センセーショナルな勝利を収めた。

永遠のライバルである韓国と対戦した日本は、よりずっと苦しみながらのファイナル進出となった。90分間を終えて1−1、120分間を終えて2−2となった一戦は、PK戦の末に日本が勝ち抜きを決めている。ザッケローニ監督は試合後、次のようなコメントを残した。

「問題は、我々が大会前に肉体面での準備ができなかったことにある。欧州でプレーするウチの選手たちが加われなかったし、国内の選手たちも天皇杯があったからだ。戦術面については仕事ができた。だがフィジカルに関しては、時間とともにそのツケを払いつつある。韓国は後半以降、我々を苦しめた。我々はうまくそれに対抗し、PK戦で勝つことができたよ。PK? (韓国に与えられた)最初のPKも(日本に与えられた)次のPKも、(ファウルでは)なかっただろう」

実際、サウジアラビアの主審はピッチにいた中で最悪だった。ベストプレーヤーは、日本は左サイドで破壊的だったDF長友佑都。韓国はセルティックでプレーするMFキ・ソンヨンだ。