バルサ対R・マドリーのクラシコ。リーガ首位を争う両チームの対戦はまさに史上最強のチーム同士の頂上決戦になりそうだ。8ゴールを叩き込みアルメリアに圧勝したバルサ。この試合でハットトリックを決めたメッシの勢いが止まらない。

 リーガ通算101ゴールを23歳の若さで軽々と達成してしまったメッシ。ここ9試合で15ゴールを入れ、その内の10ゴールはリーガで入れている。このエースの活躍もあり、バルサは12節終了時点で勝ち点31を獲得。これは2008−09シーズンの12節終了時点での勝ち点を1上回る記録となる。

 また、今節終了時点でアウェイ6勝は、1991−92シーズンにR・マドリーが記録したアウェイにおける連勝記録を抜く新レコードとなった。一方、モウリーニョ監督率いるR・マドリーも負けてはいない。リーガ首位で迎えるバルサとの対戦を10勝2分けの負けなしで迎える。12節で勝ち点32を獲得したのもクラブ史上初。モウリーニョ監督はリーガデビュー監督として最も優秀な成績を残している。

 エースのC・ロナウドも好調。アスレティック・ビルバオ戦でハットトリックを決め12節終了時点で15ゴールはR・マドリーでは75年振りの記録。「バルサがクラシコで俺たちに8ゴール決められるかな」と余裕のコメントまで飛び出した。メッシが13ゴールで得点王争いもクラシコでは注目だ。

 記録の上でも例年以上の頂上決戦となるクラシコ。この大一番を1週間前に控え両チームの動向に注目が集まる。試合前にまずはどんなコメントが出るかもクラシコを迎える上での楽しみの一つになる。緊張感溢れる1週間が始まる。

(スペイン通信)