沖縄県・西表島沖で25人乗りパナマ船籍「Nasco Diamond」号が消息を絶った件で、第11管区海上保安本部(那覇)は12日、呼吸が停止した状態で発見された中国人船員の死亡が確認されたと発表した。中国新聞網が報じた。

 海上保安本部は台湾当局と協力して11日、漂流中の乗組員3人を救助、日本の航空自衛隊のヘリコプターで石垣島まで搬送した。これまでに3名が救助され、2名の死亡が確認された。第11区海上保安本部は残る20名の捜索に当たっている。

 海上保安本部によれば11日晩、中国大使館から捜索活動に対する感謝の電話があったという。

 同事故は中国でも大きく取り上げられており、同件を伝えた中国のインターネット・ニュースには、日本に感謝すべきとする書き込みが相次ぎ、サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が実施したアンケートでは、回答者の約7割が、日本に対して感謝を示すべきと答えた。(編集担当:畠山栄)



■最新記事
【中国人に聞く】日本が中国人の船員を救助したことを、どのように思いますか?
日本が中国船員を救助…「感謝すべき」7割、「必要なし2割」
中国船衝突映像、神戸市の漫画喫茶から流出
事実上の一騎打ち、沖縄知事選、普天間で舌戦本格化
日本海上保安庁が中国人船員3名を救助 貨物船行方不明で