かつての“リンギオ(犬のうなり声)”が戻ってきたミランMFジェンナーロ・ガットゥーゾ。チームが1−0と勝利した2日のセリエA第6節・パルマ戦の試合後、同選手は次のように述べ、レオナルド前監督に対して苦言を呈している。

「ケガをしてから、良いレベルに戻るために、オレはかなりの時間がかかってしまった。でも、今はひざの調子も以前より良くなったし、よりプレーしたいという意欲を持っている。ただ、去年の自分にその意欲があまりなかったというわけじゃないよ」

「オレのことを知っている人なら、オレにとっては人間関係が大事だということ、それがなければオレは苦しむということを分かっているはずだ。オレとレオナルドの間には、まったくフィーリングがなかった。オレはずっと彼の決定を尊重していたけど、彼とオレは物の見方が違っていたんだ」

一方で、ガットゥーゾはマッシミリアーノ・アッレグリ現監督について、「今年の夏にオレはギリシャへ移籍するところだった。でも、アッレグリがすべてをストップさせたんだ。オレに連絡してきて、あとは目を見るだけで十分だったよ。たとえすべての試合に出なくても、オレのことが必要なんだという分かった」と語った。

そのアッレグリ監督はこの日の勝利について、「首位にいるのはうれしいね。リーノはとてもうまくやってくれている。私とクラブは彼を残すことに決めたんだ。彼はまだ多くをもたらせる」と話している。