11セーブをあげたオリオールズの上原浩治について、再契約するべきだと30日付でボルティモア・サン紙が報じた。

 5月25日に右腕を痛めて故障者リスト入りしたときには、ケガが多く復帰してもまともに投げられないのではないかと不安視された時期もあった。しかし、上原は29日の対レイズ戦の9回を三者凡退に抑えて、チームの2対0の勝利に貢献し、11セーブ目をあげた。

 9月17日にヤンキースのアレックス・ロドリゲスに3点本塁打を打たれて敗戦投手となったが、それ以降は、5度の登板で15人を無安打に抑え、そのうち11人を三振に打ち取った。

 上原が最後に四球を出したのは7月16日のブルージェイズ戦で、その後は41人を三振にしとめている。四球と四球のあいだの三振数としては、2000年にペドロ・マルティネスが記録した49人に次ぐ(アメリカンリーグ)。

 連続無四球も球団記録の32イニング、30試合に伸びた。クローザーとしてこれだけの数字を残している上原と再契約しない手はない。ファンのあいだでも再契約を望む声は高い。