孫さんを追い込んだミラクル!ケータイはユーザーが選ぶ時代へ【ITフィードバック】
1週間のニュースの中から注目の記事を振り返るITフィードバック。今週一番のニュースは、今までソフトバンクモバイル1社が独占していたアップルの端末「iPhone 4」が、ほかのキャリアにも解放されたことだろう。

日本では、携帯電話の通信サービスを提供している会社(キャリア)が端末を販売しているので、特別な場合を除いて、iPhone 4が欲しければ、ソフトバンクモバイルと通信契約を結ばなければならない。端末代を含め、通信代も、すべてキャリアが独占し、価格も決めてしまうのだ。

そうした状況が音をたてて崩れる、2つの奇跡(ミラクル)が起こった。

ひとつは、iPhone 4のアンテナ感度問題への対策として、購入後30日以内であれば、ソフトバンクモバイルは、同端末の返品を受け付けることになったこと。
孫さんの目に涙か!iPhone 4 全額返金いたします

もうひとつは、日本通信が、アップルのSIMフリー版iPhone 4向けマイクロSIM「talking b-mobileSIM」を提供することだ。日本通信は、ドコモ網を通信回線に使うので、ドコにも美味しい話だ。
孫さんの次の一手は?iPhone 4がドコモ網で使える真の意味

ここでひとつ疑問が残る。携帯電話の3大キャリアの残り1社、auブランドを展開しているKDDIはどう動くのか。

KDDIは、キーボードを搭載したスマートブック「IS series」のイベントを六本木ヒルズで披露し、手帳サイズのスマートフォンとパソコンの間を埋める端末の存在を大きくアピールした。
六本木ヒルズの夏の夜空を彩る!KDDI、史上初のツイッター花火大会「Million Play Hanabi」を実施

ちなみに、基盤技術に目をむけると、データ伝送と電源供給を1本のケーブルで行なうことを可能とする技術が開発された。
携帯電話に革命!1本のケーブルでデータ伝送と電源供給が可能な技術を開発


iPhone 4が欲しければ、ソフトバンクモバイルと契約するしかなかったわけだが、日本通信の「talking b-mobileSIM」により、ユーザーがキャリアを選べるようになった。

スマートフォンを中心として日本の携帯電話の世界は今、大きく変わろうとしている。

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