バルセロナFWズラタン・イブラヒモビッチの獲得に動いているミランは、27日も取引を決めることができなかった。しかし、この日もイブラヒモビッチ獲得に前進したようだ。

27日昼、前日の練習では個別メニューだったイブラヒモビッチが、通常どおりグループ練習を消化した。しかし、残留への動きということではないようで、ミノ・ライオラ代理人は、「イブラヒモビッチは今夜、ミランに返答する」と説明している。

ミランを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、イブラヒモビッチの到着を願っている一人で、『スカイ・スポーツ』のインタビューに対して、「彼は素晴らしい選手だ。電話で彼とコンタクトを取ったが、ここにくることになればうれしいと話していたよ」と明かした。

夕方には、ミランのアリエド・ブライダSD(スポーツディレクター)が、ミラネッロ(ミラン練習場)に到着し、指揮官とイブラヒモビッチ獲得交渉について話し合った。そして、FWクラース・ヤン・フンテラールをシャルケに放出するための動きを始めたようである。

バルセロナでは、再びガッリアーニ副会長とライオラ代理人が会談を持った。1時間半ほどの交渉を終えた後、ライオラ代理人は笑顔を浮かべながら、「まだ子供は産まれていない。しかし、8カ月目くらいにきているね」と語り、交渉の前進を示唆している。

イブラヒモビッチの移籍交渉は、28日に大詰めを迎えるようだ。16時30分からバルセロナのホームであるカンプ・ノウで、ガッリアーニ副会長とライオラ代理人、そしてバルセロナのサンドロ・ロセル会長が会談を行うことになる。この席でイブラヒモビッチの移籍が決まる可能性もあると見られているが…。