チャンピオンズリーグのルビン・カザン戦後の記者会見から沈黙を保っていたインテルのジョゼ・モウリーニョ監督が、リヴォルノとのコッパ・イタリア5回戦を翌日に控えた15日、会見でメディアにコメントを残した。その間に、インテルはアタランタと引き分け、試合後にモウリーニョ監督は『コッリエレ・デッロ・スポルト』のアンドレア・ラマッゾッティ氏と激しい口論を繰り広げた。

チームバス近くのスペースに立ち入ってきたラマッゾッティ氏を、侮辱的な言葉でののしり、その場を離れるように突き飛ばしたと報じられたモウリーニョ監督。同監督は今回の一件について、次のように説明している。

「話をする機会を与えてもらって感謝する。日曜から今日まで、いろいろなことを耳にしたが、真実は一つしかないと思う。まずは、正直に言わなければいけない。君らの同僚(ラマッゾッティ氏)を、ここで繰り返せないような侮辱的な言葉でののしったのは事実だ。だが、攻撃しようという意図や、肉体的な接触があったというのは事実ではない」

「日曜に起きたことではなく、数カ月前から続いているプロセスによって、ここまでになったんだ。もちろん、私の責任である。私が彼を侮辱したのだからね。だが、ジャーナリストの責任もあるんだ。我々がどういうプロセスにあったのか知っていたんだし、それに止めに入らなかったインテルのスタッフの責任もある」

「私が言っているプロセスというのは、我々の内部スペースの一つであるバスに記者がいるということだ。記者会見室とミックスゾーンというものがあり、チームバスは我々の気持ちがあまりに分かってしまう場所なんだよ。私はチームを守りたい。試合が終わるたびに、私は記者が同じ場所にいるのを見てきた。そして私は、そこにいてもらいたくないと何度も言ってきた」

「何試合か前に、私は彼(ラマッゾッティ氏)にそこはいてもらいたくないところだと言った。そしてアタランタ戦後には、『このミスターはここで何をしているのかな』と言うのではなく、2度に渡って別の言葉を使ったんだ。彼に対して公的に謝罪することはしない。これは公のことでなく、私的なことだからだ。人として、彼の前で、私は彼と話し、この件を終わらせることができる。彼からもクリスマスプレゼントを期待しているよ。今日まで、ラマッゾッティという名字と言えばエロス(歌手)だけだった。でも数日前からはアンドレアになっているからね…」