アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は29日、ロビン・ファン・ペルシーの負傷に関してオランダサッカー協会を批判した。

ファン・ペルシーは11月14日に行われたイタリアとの親善試合で足首を負傷し、当初は6週間の離脱と言われていた。しかし、28日に靱帯の断裂で手術を受けることがわかり、今季終了までに間に合うか微妙な状態になっている。これに驚いたのがアーセナルのヴェンゲル監督だった。

「オランダサッカー協会は、ケガを軽く見ていた。我々に伝えられた症状よりもずっと悪いことがわかったばかりだ。選手が代表戦で負傷したのなら、クラブで診察を受けさせるためにすぐに戻すべきだ。代表の医師団に任せるのはあなく」
「代表チームは親善試合のために選手を連れて行き、『はい、済んだ』と突き返してくる。そんなことはほかのスポーツではありえない。まるで冗談みたいだし、バカにしているよ」

一方、オランダサッカー協会(KNVB)はヴェンゲルの発言を受けて、次のような声明を出している。
「ロビン・ファン・ペルシーがオランダ対イタリアの親善試合で負傷したあとすぐに、オランダ代表の医師団が足首の靱帯の問題だと診断した。アーセナルのストライカーは、(試合翌日の)日曜日にアムステルダムの病院へ行き、精密検査で代表医師団の診断が確認された。ロビン・ファン・ペルシーは右足首の靱帯を断裂していた」
「KNVBの医療スタッフがその日曜日に、アーセナルのガリー・オドリスコル医師に連絡し、診察の結果を伝え、カルテやスキャンの結果を渡している」