3日放送の『NHKサンデースポーツ』では、WBC日本代表の投手コーチを務めた与田剛氏が、東北楽天ゴールデンイーグルスのエース・田中将大へ行ったインタビューが放送された。

9勝7敗に終わった昨シーズンに比べ、今年は早くも4勝を挙げ、防御率は0.50。先月29日には、野村克也監督に監督通算1500勝をプレゼントし、自他共に認める不動のエースに成長した田中だったが、その翌日は、右肩の張りにより出場選手登録を抹消されている。

インタビューの冒頭、「痛みとかがあるわけではないですし、少し間隔をあければ大丈夫かなという感じ」と話した田中は、ここまでの戦いを振り返り、「今までは“えいやぁ”で投げていたけど、今は“このボール”でも勝負できる」と、三振を量産しているストレートに自信を漲らせた。

さらには、「ダルさんに、真っ直ぐのこと、変化球のことを教えてもらったことは、今に活きている。今までは、指の腹全体で力を入れて(ボールを)持っちゃってたのが、極端に言ったら摘むような感じで、指の先の感覚まで大事にして投げようって繰り返しやっているうちに、その感覚が分かってきた」と明かした田中は、エースの重責にも、「信頼されないとダメだと思うので、マウンド上がったときにコイツだったら大丈夫だ。勝てるっていうのが大事だと思うし、そういうときに勝てる投手がエースじゃないのかなとは思います」と語った。

また、インタビューの最後には、WBC優勝後の会見で「次は18番付けれるように頑張ります」という発言したことを与田氏が問うと、「横でダルさんが言え、言えっていうので、言っちゃいました」と苦笑いを浮かべた。