3月9日の月曜日、川上憲伸が紅白戦に登板し、4回を投げて6安打5失点と打ち込まれたとアトランタ・ジャーナル・コンスティテューション電子版が伝えた。

 この日、ブレーブスは休養日で主力選手は出場していなかったが、登板間隔を開けないように紅白戦で川上を登板させた。しかし、最初の3イニングは球が真ん中に集まり、マイナーの若手に特大のホームランを打たれるなどした。

 今シーズン、Aクラスで開幕を迎えるジェイソン・ヘイワード外野手は、3週間前にメジャーのキャンプにやってきたばかりの19歳。川上の失投を見逃さず、3回にライトへ放った2ランは外野フェンスから27メートルも遠くに飛び、ボビー・コックス監督に「この球場であんなに大きいのを見たのは初めてだ」といわせたほどだった。

 川上から2本の二塁打を放ったマット・ケネリー捕手、やはり二塁打を打ったフレディ・フリーマン一塁手も19歳だ。

「3回が終わったあとでロジャー・マクダウェル投手コーチから、ヒザの高さに投げるようにいわれた。4回は低めにコントロールできた」と川上。ヘイワードの印象を聞かれて「まだ19歳だなんて信じられない」とそのパワーに驚いていた(公式HP)。

 投手コーチのアドバイスを受けた4回は低めに制球され、球を受けたクリント・サモンズ捕手とコックス監督も満足したようだった。