負傷を理由に早期帰国が決まったインテルのブラジル代表FWアドリアーノ(26)。今季復調気配を見せていたアドリアーノは11日の練習でコンディション不足が露呈し、ジョセ・モウリーニョ監督から練習合流を認められず帰宅命令を受けていた。さらに異例の帰国許可へと展開したことを受け、モウリーニョ監督は「私が彼の立場であるのならば、今のイメージのままインテルに残留した方が良いのか、環境を変えた方が良いのかを考えるが…」と発言するなど、アドリアーノに移籍退団を促すような姿勢も見せている。

様々な報道が流れる中、インテルのマッシモ・モラッティ会長が、モウリーニョ監督発言の補足説明をした。

「モウリーニョの言葉は、とてもインテリジェンスに溢れており、正論だ。また人道的でもある。監督は正しい発言をしたと思っている。アドリアーノは能力の高い選手であり、彼を残留させたいと考えてはいるが、彼には大きなプレッシャーがかかり過ぎているとの危惧もある」とモラッティ会長。アドリアーノのインテル残留を望む姿勢を見せながら、モウリーニョ監督の発言を擁護した。