ブルガリアの首都ソフィアで11日に行われた2010W杯欧州予選ブルガリア対イタリア戦で、イタリア人の極右サポーターが、ブルガリア国旗を燃やしたとして逮捕された。この事件を受けて、イタリアサッカー協会は、イタリア人サポーターへのアウェー戦観戦チケットの販売禁止を検討することとなった。また、代表選手達は一斉に遺憾の意を表明した。

DFザンブロッタは「スタジアムはサッカーを観戦・応援する場所であり、我々選手はスポーツの持つ素晴らしさを伝えたいと願っている。スタジアムは娯楽の場であり、政治とは無関係でピッチに持ち込まないで欲しい。応援目的の人にだけスタジアムに足を運んでほしい。争い目的の人や、騒動を臨むような人には家にいてほしい」とコメント。

一方、主将カンナバーロは「サポーターへのアウェー戦観戦チケットの販売禁止という手段が、ソフィア事件を二度と繰り返さないための唯一の方法であるならば、サッカー協会の提案に同意するしかない」。

またDFキエッリーニは「情熱を持って代表に帯同してくれている多くのサポーターにとっては非常に残念だが、彼らは理解してくれるだろう。断固たる態度で臨まなければ改善はない」と厳しい口調で話した。