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(英BBC制作『デヴィッド・コパーフィールド』DVD)

ハリポタ王子こと、ダニエル・ラドクリフ(19)が、ショッキングな、しかし勇気ある告白をした。彼は幼い時から軽い統合運動障害(Dyspraxia)を持っており、それを克服できる場として演劇の世界を選び、頑張ってきたことを英『デイリー・メール』にて告白した。

この運動障害は、乳幼児期には年齢相応の運動能力より遅れることがあり、文字や絵が上手く書けない、靴ヒモを結ぶことや球技が上手くいかない、つまずいたりしやすいなどの多様な症状が出てくる。原因は脳の発達段階での何らかの問題、あるいは神経伝達物質の異常が起こるためと考えられているが、不明な点も多い。

ラドクリフの障害は軽度だと言い、演劇の世界に入ったのもそれが理由だと語っている。母親は演劇で頑張ってみたいとする彼の5歳の時の決意に、最初はよい顔をしなかったが、小学校に入学しても成績は何においてもひどかったらしい。

母親はついに、英BBCが制作するドラマ、ディケンズの『デヴィッド・コパーフィールド』のオーディションに息子が応募することを許し、結果10歳でデビューすることになった。その後の彼の活躍ぶりは語るまでもない。

統合運動障害研究の第一人者、ニューヨーク医科大学のデヴィッド・ヤンガー神経医学博士は、「ラドクリフが今までその障害を伏せてこれたことこそが、彼の演技力の素晴らしさを証明しています。私はハリー・ポッター・シリーズの大ファンです。度合いとしては軽度なのでしょうが、彼の活躍ぶりには大変励まされます。」と喜ぶ。

いまだに文字を書くことと靴ヒモを結ぶことは苦手と言うが、台詞をモノにし、語り、演技をするこの世界で成功し、未成年にして大金持ちの仲間入りを果たしたのだ。同じ障害を持つ世界中の子供達やその家族にとって、どれほど誇らしく目標の存在となることか、その影響力は計り知れないものがある。彼の努力と勇気ある告白に、大きな拍手を贈りたい。

(編集部 Joy横手)

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