日本テレビ、毎週土曜・日曜23時55分より放送中の人気スポーツ番組「SPORTSうるぐす」。22日放送分では、日本サッカー協会・川淵三郎キャプテンの独占インタビューが放送され、岡田監督の評価、岡田ジャパンの現状、世界との差を余すことなく語った。

就任から6ヶ月、一時期は進退問題すら挙がった岡田監督について、「今では、まるで心配していない」と話した川淵キャプテン。ジーコ前日本代表監督との違いを「ジーコは早いうちから(レギュラーメンバーが)ハッキリしていたので、控えの選手のモチベーションが下がらざる得なかった。そういう意味で、(岡田監督は)チーム一丸で戦う雰囲気作りが出来ている」と高い評価を付けている。

また、現日本代表選手では、2人を絶賛。田中マルクス闘莉王と中村俊輔だ。川淵キャプテンは、闘莉王のメンタル面を挙げ、「チームが沈滞ムードのときに闘莉王の存在は大きい」と語り、俊輔については「俊輔がドイツW杯時に(自分から他の)選手に話すことは0に等しかった。今は色んな選手とコミュニケーションを取っている」と、俊輔の人間的な成長を喜んだ。

そして、アジア最終予選については、「日本が実力を発揮できれば、2位以内に入れる。バーレーンを好敵手とみているうちは、なかなか勝っていけない。5勝2敗1引き分けなら、2位以内に入れる。5勝は絶対モノにする」と、8試合のうち、5勝以上が通過ラインであるとの見解を示した。

インタビューの最後には、世界トップレベルとの差を、ヨーロッパ選手権で主流となっている“4−6−0”のシステムに重ね、「1トップや2トップではなく、6人で攻めるチームが主流。ゴール前にいつも4人くらいいる。いつ日本の代表チームが(4−6−0に)なっていくのか。スタミナ、動きの量、質。意思の伝達。日本人は理解度が高いから、岡田監督のもと出来ると思いますよ」と期待を寄せた。