平井堅、3年半振りのニューアルバムを発売決定

　先月よりフジテレビ系で放送となったドラマ「ハチミツとクローバー」の主題歌として、新曲「キャンバス」がオンエア中の平井堅。今月20日には、同曲を収録した28作目のシングル「キャンバス／君はス・テ・キ」を発売。3月12日には前作「SENTIMENTALovers」より約3年半振り7作目となるアルバム「FAKIN' POP」を発売する。

　新曲「キャンバス」のテーマは、青春。平井堅にとって最も青春の思い出が多い時期は大学時代であることから、ミュージックビデオの撮影は彼の母校である横浜市立大学で敢行。約10年振りに母校を訪れた平井堅は懐かしさで終始笑顔が絶えず、実際に授業を受けた思い出の詰まった教室での歌唱シーンは、自らの青春時代を思い出しながら歌っているかのようだった。

　ミュージックビデオには、田中圭と中村ゆりが出演。学生時代に同じ大学に通っていて、現在は仕事に奮闘する毎日を過ごしている男女が、ふとしたきっかけで母校を訪れ、懐かしい校舎やサークルの後輩に触れて青春時代を思い出し、活力をもらうという物語となる。見上げた青空をキャンバスに見立てて、二人が指で夢を描くシーンが印象的な映像作品に仕上がっている。

　2004年に発売した「SENTIMENTALovers」は190万枚のヒットを記録し、同作に収録された「瞳をとじて」は年間シングルチャート1位を記録。翌2005年、平井堅のデビュー10周年を記念して発売したシングルコレクション「歌バカ」は、210万枚を越えるビッグヒットとなった。「FAKIN' POP」について平井堅は「手前みそですが、本当に満足度の高い、濃いーアルバムです。濃すぎて疲れるかも（苦笑）。今までのアルバムの中で最もパーソナルな内容だと思います。」と自信を見せている。

　「FAKIN' POP」というタイトルについては、「『POP STAR』と『fake star』という楽曲が入っているという、極めて短絡的な発想と、『Rockin' Rouge』的な響きの良さ。そして、fakin' ≒ ねじれた、何か欠落した物の方が、POP ≒ 魅力的なのではないか？という深い意味も込められています。えへん。」と得意気に述べている。

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