16日(2019年2月)にSNSに投稿された犬の「散歩」の動画が物議をかもしている。車の中からリードでつながれた犬が、斜めになりながら引きずられるように小走りする様子が映っており、「ひどすぎる。自分が同じことをされないと理解できないの?」「散歩じゃなくて虐待」などと批判が殺到、炎上しているのだ。

88歳の飼い主は「ワシはもう歩けんのじゃ」としょげた

動画を撮影した男性は、すぐに飼い主に注意。飼い主は無理やりの散歩を止めたという。男性は「同じことを繰り返してほしくないという気持ちからSNSに投稿した」と話すが......。とくダネは飼い主を直撃した。

撮影された場所は岡山県高梁市の国道沿い。山や田んぼに囲まれたのどかな場所だ。なんと車はその歩道を走りながら犬を「散歩」させていたのだ。

飼い主の男性は、取材に対しあっさりと動画に映っているのが自分だと認め、「もう年がな、88(歳)になる。だから歩けんのじゃ。犬も散歩させたいし、車の窓からリードを出して、ちょっと運動させようと思った」と説明。

「今朝そのことでな、駐在のお巡りさんも来たんよ。まずかったなあと思う。もう2度としない」と当惑している様子だ。動物虐待と言われたことに関しては「虐待したことはないし、虐待に見えたらそれは悪かったなと思う。犬も喜んでしっぽ振って歩くんですけども...」。

そして「問題になるようだったら犬も飼えんなと思った。何十年と犬を飼っていたが、寂しくなるな」と話した。

高齢者が犬を散歩させる時の注意点は

ちなみに犬のケンタくん(6)は元気だ。専門家は散歩させることが困難であれば、10メートルくらいの長いリードを付けておくだけでも違うと話す。

もちろん、車での散歩は危険だしやってはいけない。JKC公認ドッグトレーナーの遠藤和博さんは「体が斜めになっているので、ああいう走り方をすると肉球が擦れてしまう」と指摘。リードがタイヤに巻き込まれる恐れもあり、運転席からは死角になっているので、万が一のこともある。

司会の小倉智昭「自転車や車からリードをつけた犬を引っ張っている人をたまに見かけますが、大丈夫なのかな、と思います」

安田洋祐(経済学者)「今回の場合は歩いて散歩させられないという事情があるので複雑です。最近、高齢者のモビリティーが問題になりますが、車ではなく、歩くのに近い形での移動のニーズを再確認しました」

小倉「これから高齢者がペットを飼うことも論議になってくるかも知れません。お年寄りのサポートもきちっとできない国はペットのサポートなんてできませんよ」