那覇空港へ、新たに「沖縄らしさ」が特徴のJALダイヤモンド・プレミアラウンジが誕生。石垣焼きや泡盛といった沖縄のアート、味覚を楽しみながら休憩できます。またこれにより、国内幹線5空港にJALダイヤモンド・プレミアラウンジが誕生します。

5空港目のダイヤモンド・プレミアラウンジが完成

 JAL(日本航空)が2018年2月26日(月)、那覇空港へ28日(水)に新規オープンするダイヤモンド・プレミアラウンジを、報道陣へ公開しました。JALのダイヤモンド・プレミアラウンジ開設は、那覇が5か所目。これで羽田、札幌(新千歳)、伊丹、福岡とあわせ、国内幹線5空港にダイヤモンド・プレミアラウンジが誕生することになります。


那覇空港で新たにオープンするJALのダイヤモンド・プレミアラウンジ(2018年2月26日、恵 知仁撮影)。

 デザインコンセプトは新千歳、福岡のダイヤモンド・プレミアラウンジと同様に「日本のたたずまい」。日本の素材の風合いを各所に取り入れながら現代的にアレンジしたもので、那覇は「沖縄らしさ」が各所にみられました。

 まずアート作品。「琉球ガラス」「石垣焼き」「八重山みんさー織」「久米島紬」「首里織」「宮古上布」「紅型」といった焼き物や織物が、各所でラウンジへ上品なアクセントをくわえています。


カウンターや組み席なども配置され、座席数は約60。

求婚に応じる答えとして贈る「八重山みんさー織」。

お手洗いにも沖縄のアートが。

 ちなみに、石垣の伝統工芸品である「八重山みんさー織」は、求婚に応じる答えとして女性から男性に贈る特別なものだそうで、ラウンジを案内してくれた女性職員は「いつか私も贈ってみたいです」と少々照れくさそうに話してくれました。

軽食も「沖縄」を感じさせるもの オリオンビールに泡盛

 用意する軽食についても、「沖縄」らしさを考えて選定したそうです。

 ドリンクは、沖縄のオリオンビールに泡盛(43度「南風」)、パンは、沖縄で人気というジミーベーカリーによる「紅芋あんぱん」、オハコルテベーカリーによる「アーサ(あおさ)と岩塩のパン」、スープは「もずくスープ」「青パパイヤのスープ」と、ちょっとした時間でも“沖縄らしさ”を感じられるものが集められていました。


ビュッフェ形式の軽食コーナー(2018年2月26日、恵 知仁撮影)。

 またプレミアムビール3種類やウイスキー、クロワッサンなども用意されているほか、ソフトドリンクのサーバーは、いろいろなフレーバーが楽しめる最新式とのこと。JALの国際線ラウンジで“名物”になっている「JAL特製ビーフカレー」をベースに開発された「JAL特製焼きカレーパン」も味わうことができます(カレーパンは11時30分から)。


泡盛やウイスキーなどのアルコールを用意。

具をフォカッチャ生地で包み込んだ「JAL特製焼きカレーパン」。

いろいろ操作できる最新式ソフトドリンクサーバー。

 ラウンジ内ではWi-Fiが無料で利用でき、電源も、コンセントやUSBで設置(一部の席を除く)。座席はカウンター席や2人連れを想定した席も用意し、ひとつひとつのプライバシー性を確保しながら、手荷物をスマートに収容できるようにしたとのこと。そのほか、設備のおもな内容は以下の通りです。

・席数:約60
・男性トイレ:個室2、小2
・女性トイレ:個室2
・多目的トイレ:1(サクララウンジと共用)
・喫煙室:1(サクララウンジと共用)
・FAX&コピー機:1(サクララウンジと共用)
・電話ブース:2
・手荷物クローク(ロッカー):9

 営業時間は朝の6時10分から最終便出発まで。入室には、JALマイレージバンク(JMB)ダイヤモンド会員、JALグローバルクラブ(JGC)プレミア会員、JAL国内線ファーストクラスで当日その空港から出発する人、ワンワールドエリートステータス「エメラルド会員」、これらいずれかの基準を満たす必要があります(他空港のダイヤモンド・プレミアラウンジの基準と同じ)。