「あー」「うー」を連発、浦和に“FIFA通訳”の意外な洗礼 堀監督も思わずしかめ面

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クラブW杯初戦の前日会見に出席した堀監督 「世界に日本の力を示したい」と宣言

 FIFAクラブワールドカップに出場する浦和レッズ堀孝史監督は、9日(現地時間20時30分/日本時間10日1時30分)に開催国代表アルジャジーラ(UAE)との初戦に向けて前日記者会見に出席したが、思わぬ形で世界大会の洗礼を受けることになった。

 それでも「世界に日本の力を示したい」と力強く宣言している。

 主将のDF阿部勇樹とともに出席した堀監督は「相手が開催国という難しさはあるが、我々はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を経験してきましたので、その経験を生かして良い戦いができると思っています」と自信を覗かせた。

 しかし、海外メディアからの質問が始まると、思わぬ洗礼を受けることになる。

 それは通訳の問題だった。地元UAEのアラビア語に加え、英語やスペイン語を使用する記者が多いため、会見の出席者は同時通訳の流れるヘッドホンを使用して日本語訳された質問を受けることになる。しかし、その通訳の日本語は非常に難解で「あー」「うー」といった感嘆詞を連発。堀監督も顔をしかめ、横に座った阿部と苦笑いを浮かべながら質問内容を確認する事態になった。

 それでも対戦相手のアルジャジーラの印象について「非常に強いチームだと見ています。数試合見ましたが、強いチームだと。攻撃にタレントがいるし、フィジカルがあり、かつ組織力もあると思います」と口にした。

日本から離れ「大変さはありますけど…」

 そして、海外で開催されるクラブW杯に初めて出場する日本チームになることについて「海外での大会ですが、クラブワールドカップであることに変わりはありませんから、日本から離れたところで戦う大変さはありますけど、世界に日本の力を示したい。先のことは考えず、まずは明日の試合。そこで結果を出さなければいけない」と、初戦への全力投球と必勝態勢を語った。

 7月末にミハイロ・ペトロヴィッチ前監督からバトンを受けた堀監督は、ACLでは準々決勝以降の戦いを指揮。試合中の選手交代などでも勝負師の一面を見せてきた。対戦相手を率いるのは世界的名将のヘンク・テン・カテ氏だが、堀監督の采配にも大きな期待が懸かる一戦になる。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーン編集部●写真 photo by Football ZONE web