『ターミネーター』新作、製作話が立ち消え?

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「ターミネーター」シリーズ新作の製作が中止となったようだ。32年前にこのシリーズで一躍有名になったアーノルド・シュワルツェネッガー(69)が、2015年作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』でサラ・コナー役を演じたエミリア・クラークと共に年内にも新作に取り掛かる予定であると見られていたが、製作を務めるパラマウントの上層部が中止を決断したと報じられている。

 ある関係者はニューヨーク・デイリー・ニュース紙に「『ターミネーター』とアーノルドの話はなくなりました」「スタジオ側は続編を製作予定から完全に削除しました。これは新たな続編に向けたプリプロダクションやいかなる予定がないことを意味します。キャスト達は長期間の契約をオファーされていましたが、実現しなくなったようです」「『新起動/ジェニシス』はシリーズの新たな始まりという見方をされていましたが、評判もイマイチでしたし、スタジオの重役たちも利益は挙げたもののまた新たに作る意欲を失ってしまったようです」と話している。

 他のスタジオが権利を買い取る可能性こそあるものの、シュワルツェネッガーが今年70歳を迎えることを考えると困難と見られているようだ。「独立系の製作会社が必要になりますし、70歳のアーノルドにまたあの役を演じてもらうのは難しいかもしれません」と前述の関係者は続けた。

 先日には、同シリーズをゲイル・アン・ハードと生み出したジェームズ・キャメロンが『ターミネーター』新作の監督を打診されたと報じられていたところだった。キャメロンは1984年のオリジナル作品と『ターミネーター2』ではメガホンを取っていたものの、2003年作『ターミネーター3』2009年作『ターミネーター4』、2015年作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』には参加していなかった。