【トレンド速報】春服にも似合う、ナチュラルハンサム眉の作り方

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今のメイク方法、何年前から同じですか? 自分にとって“ベストなメイク”だと思って続けていませんか? ファッショントレンドと同じように、メイクトレンドもアップデートしていかないと、顔だけ古臭い……年齢よりも老けた印象になってしまいます。

そこで今回はヘアメイクアップアーティストである筆者が、メイク全体のバランスを決める“眉メイク”についてお伝えします。この春はカラフルなファッションがトレンド。それに合わせて、眉メイクは“ナチュラルハンサム眉”に仕上げるのがトレンドですよ。

■ナチュラルハンサム眉とは

これまで太眉、平行眉、太めアーチ眉……など、ちょっと保守的な印象のある眉メイクのトレンドが続いてきました。優しい印象に仕上げてくれたり、女性らしさを強調してくれたり、メイクの印象を柔らかく仕上げる眉メイクでしたね。

これからは、眉山や上昇の角度をキープした、整えられたナチュラルな太さとストレート感のあるシルエット。そんな“ナチュラルハンサム眉”に整えていきましょう。

眉メイクだけで顔全体に明るい印象を与え、カラフルでパワフルなファッションを一気にあか抜けさせることができるのがこの眉メイク。ポジティブな雰囲気美人になりたいなら、ぜひこの眉メイクをマスターしてみてください。

■ナチュラルハンサム眉の作り方

(1)眉頭、眉山、眉尻の3点を決める

眉山をきちんとキープすることが、この眉メイクのポイントです。黒目の外側と目尻の間を上がったところに眉山……というのが基本ですが、それより若干外側。本当に眉の毛2本分くらいだけ外側に眉山を設定しましょう。

眉頭は目頭の真上を目印に、ほんの少しだけ内側にぼかすイメージで、このとき鼻骨のカーブになじまないように直線でぼかすことで、ストレート眉感が強調されます。

眉尻は絶対に眉頭よりも下がらないことが大切。骨格の丸みが強い人は、眉山から眉尻がカーブしてしまいがちなので気を付けてください。カーブしてしまうときは、描く手の手首が同じようにカーブを描いてしまっているのでは? 手首を固定してヒジから動かすとストレートラインが手に入ります。

鏡に向かって正面、横顔、あごを上げて眉の下ライン、あごを引いて眉の上ライン、この4面をチェックすると完璧な眉ラインのセルフチェックができます。今回は、この4面すべてがストレートであることを確認しましょう。

(2)いらない毛をトリミング

使うのはアイブロウ用のハサミだけ。細かい作業ができないカミソリや、肌に負担をかける毛抜きはおすすめできません。ナチュラルさを出すため、アイブロウコームに毛を通して長さを整えることもしないので、アイブロウコームもいりません。

先ほど決めた眉頭と眉山を直線でつないだとき、はみ出る毛を根元からハサミで切っていきます。肌に対して平行にハサミをあてると不安もなくきれいに仕上がります。毛の長さがはみ出てしまうときは、ハサミを肌に対して垂直にあてて長さを取ります。

ここまで整ったら、アイブロウパウダーで仕上げます。眉毛の毛量がしっかりある人は、パウダータイプは色がなじみにくいのでペンシルタイプを使うのがおすすめ。パウダーがペンシルになったタイプが最近多く出ているので、このタイプを使うとより不自然になりません。なかでもデジャヴュの『ステイナチュラR  落ち着いた茶色』が筆者のお気に入りです。

(3)仕上げは、アイブロウマスカラ

今までアイブロウマスカラは、眉の色を整えるために使っていたと思いますが、これからは毛流れを整えるために使ってみてください。

ナチュラルな眉は、眉頭付近の毛は真上に向かって伸び、眉山より外側は斜め下、眉頭と眉山の間はその2点をつなぐように垂直から平行になだらかに変化していきます。

この毛流れを眉マスカラで固定しましょう。毛流れがこの向きに固定されることで、ナチュラルでもあか抜けるスキッとしたハンサム眉に仕上がっていきます。

いかがでしたか? 細かく書いていくと難しそうに感じますが、眉メイクはメイク全体の仕上がりを左右する最重要ポイント。ここをしっかり押さえれば、その他の細かいポイントなんて関係ないくらい垢ぬけた印象になりますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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※ Daria Minaeva / shutterstock

【筆者略歴】

川上絵理

ヘアメイクとしてブライダル・TV撮影の現場で活動、専門学校講師も務める。また、メイクカラーカウンセラーとして色彩心理学×メイクアップで“より自分らしく、なりたい自分になる方法”をアドバイスしている。