28日にコロンビアで起きた飛行機墜落事故により、シャペコエンセの多数の関係者が犠牲になったとみられることで、コパ・スダメリカーナの対戦相手だったアトレティコ・ナシオナルが、タイトルをシャペコエンセに譲る考えを明かした。

2014年にブラジル1部リーグに昇格したばかりのシャペコエンセは、南米のクラブチームが集うコパ・スダメリカーナで快進撃を続け、初のファイナルに進出。30日にアトレティコ・ナシオナルとのファーストレグに臨むはずだった。

その矢先の悲劇に、サッカー界は悲しみに包まれている。それはタイトルを競うはずだったアトレティコ・ナシオナルも同じだ。南米サッカー連盟(CONMEBOL)は試合の延期を決定したが、アトレティコ・ナシオナルはシャペコエンセを優勝チームにすべきと求めたという。

アトレティコ・ナシオナルは公式ツイッターで、「コパ・スダメリカーナのタイトルをシャペコエンセに授与するようにCONMEBOLに求めた」と発表している。まだCONMEBOLからの公式の回答はないようだ。


シャペコエンセは悲しみにくれるなか、「永遠のチャンピオンたち」「我々の戦士たちの最後の様子」と、選手たちやチームへの想いを込めた映像を流している。