[ドデスカ!-名古屋テレビ]2016年1月15日放送で名古屋駅周辺で満室が続出してるホテル事情を紹介していました。

名古屋でホテルの予約が取りづらい?

現在、名古屋駅周辺のホテル予約が取りづらくなっているとのこと。

名古屋駅周辺で出張で名古屋に来ているというビジネスマンにお話しを伺うと、やはり取りづらいとの回答を多くいただきました。

画像はイメージです(Hiroaki Kanekoさん作成、Flickrより)

中には「今回は大丈夫だったが、以前名古屋市内は全滅で豊橋に宿泊した」という方も。

JR名古屋駅から徒歩2分にある「名古屋駅前モンブランホテル」で宿泊予約の状況を聞いてみると、「昨年の実績で稼働率は90%を超えている」と城野浩之総支配人。

去年1年間で277ある客室が日曜日を除き、ほぼ毎日満室状態だったそうで、さらに1日40から50件の電話予約を断った日もあったと言います。

この日こちらのホテル以外の、名古屋駅周辺の10件のホテルにお聞きしたところ、平日にも関わらず6件が満室、残りの4件も満室状態でした。

なぜ満室が続いているのか?

観光庁の調査では名古屋市内のホテルの客室稼働率は、2013年1月に65.8%だったのが、去年9月は86.3%でした。

これは観光スポットの多い、京都や東京港区を超える月があるほどの稼働率です。

なぜここまで増加しているのか、モンブランホテルの城野支配人は、外国人観光客が増えたのが要因の一つだと言います。

名古屋市外国人観光客は、2009年度からの5年間で約24万人増加、2013年度には約58万人が名古屋に宿泊したとのこと。

名古屋市観光推進室の上田剛室長は、「円安で日本への旅行が割安になったことと、中部国際空港に格安航空会社の路線が増えたことで名古屋に直接来る方が増えたのでは」と言います。

これをチャンスととらえ、名古屋を起点に周辺地域を周遊してもらえるよう、リピート増加につなげたい考えだとのこと。

また約2年の間に9軒ほどのホテルがオープンする予定とのことで、もうしばらく予約の取りずらい状況が続きそうです。(ライター:神谷祐美)