日本郵政は2014年12月26日、同社と傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社を、2015年秋をメドに同時上場する計画を正式に発表した。日本郵政ほど政治に翻弄された企業はない。政権交代の度に、民営化の方針は右に左にぶれた。今も、将来の具体像が描かれているわけではない。発表によると、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は、「(親会社の日本郵政の持ち株比率が)50%程度になるまで段階的に売り、グループ内の有機的な統合が