日本とオーストラリアの経済連携協定(EPA)交渉が、2014年4月初旬に予定されている日豪首脳会談での「実質合意」に向け、最終調整に入っている。日豪両国は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉や対米戦略への思惑も絡んで急接近しており、EPA妥結への期待が高まる。ただ、具体的主張ではなお溝も深く、ギリギリの交渉が続く。豪州側は現行の38.5%から約20%への引き下げ求める豪州のロブ貿易・投資相が3月末来日し、林芳正