梅雨の日本にかつてない政治不安が広がっている。東日本大震災への対応が後手に回る菅政権に対して、6月1日、自民・公明などの野党からついに内閣不信任決議案が提出された。民主党内からも、小沢グループや鳩山前首相が可決に賛同する姿勢を見せたため、事態は緊迫の度合いを増した。ところが急転直下、2日の採決前に菅首相は「東日本大震災への対応に一定のメドがついた段階で退陣する」と発表。これを受け、不信任案は大差で否