「隠し子」というのはドラマや小説の中だけの話だろうと思うかもしれないが、実際にはそんなことはない。筆者は2008年以来、本拠地である埼玉県の北西部を中心として東京都や関東全域から相続・遺言関連で年間100件を超える案件を受けているが、隠し子が絡む相続トラブルにたびたび直面している。現に、厚生労働省の人口統計調査によれば、1980年代は0.8%だった非嫡出子の割合は右肩上がりで上昇し、2022年は2.3%となった。約40