佐藤二朗が脚本を務める舞台「そのいのち」で宮沢りえと舞台初共演を果たす。本作で描かれるのは、持つ者と持たざる者の愛と憎しみの「境界線」。俳優としてもさることながら、演劇ユニット「ちからわざ」の主宰を務め、全公演で作・出演を担当する佐藤が、ミュージシャン中村佳穂の同名曲にインスパイアされ、12年ぶりに書き下ろした新作戯曲だ。佐藤に本作に込めた思いを聞いた。−介護ヘルパーとして働く山田里見と、彼女の雇