妻にメタノールを飲ませ、殺害したとして殺人の罪に問われている大手製薬会社元社員の吉田佳右被告の公判が8日、東京地裁で開かれた。被告人質問が行われ、事件前日の様子が生々しく語られた。起訴状などによると、吉田被告は2022年1月に妻・容子さんにメタノールを飲ませ、中毒死させたとされる。先月行われた初公判で吉田被告は「メタノールを飲ませていません」と無罪を主張。2人は入社同期として知り合い、結婚。