記録的な大雨の被害発生から24日で3日がたった石川県能登半島では、新たな犠牲者が確認され、悲しみや落胆が広がっている。懸命の捜索が続くなか、生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が過ぎ、不明者らの家族にも疲労の色が濃くなっている。(輪島支局武山克彦、珠洲通信部成島翼)輪島市町野地区では、米澤辰子さん(83)が山から流れ込んだ土砂の犠牲になった。同居する長男の斉(ひとし)さん(62