警察官の立場を悪用して女性に性的暴行をしたなどとして、強制性交致傷や強制わいせつなどの罪に問われた愛知県警機動隊の元巡査長井上陽(のぼる)被告(29)の裁判員裁判が24日、名古屋地裁であった。検察側は被告に懲役18年を求刑した。起訴状などによると、井上被告は2023年4月、名古屋市内の駐車場にとめた車内で当時20代の女性に名刺などを見せ、「性交に応じなければ捜査を行う」などと脅迫。性的暴行を加えて全治不明