2007年にデビューしたiPhoneより早く、世界で初めて背面にカメラを内蔵した携帯電話を開発したのは、日本のメーカーだった。J-PHONEが発売したシャープ製のJ-SH04、通称「ゼロヨン」は、業界大手の後塵を拝していたエンジニアたちが一発逆転のチャンスを信じて発売までこぎつけたゲーム・チェンジャーだった。「写メール」という流行語を生み出し、世界を変えたその開発の裏側を「新プロジェクトX」制作班が取材した――。※本稿は