障害者へ不妊手術を強制してきた旧優生保護法(1948〜96年)の問題を巡り、てんかん専門医の曽我孝志さん(75)が毎日新聞の取材に応じ、弟がてんかんを理由に手術を受けていたとメディアに初めて証言した。国内で人口の約1%が発症するとされる、てんかんは旧法では手術対象疾患の一つだった。弟の障害がきっかけで医師を目指し、民間では国内初のてんかん専門病院を設立したという曽我さんは「手術は『国家犯罪』だった」と訴