不安定な打線の中で、好調なリードオフマンほど頼もしい存在はない。巨人の丸がサヨナラのソロを含む4安打と快音を響かせ、接戦を勝利に導いた。延長十回までもつれた試合を、一振りで決めた。2ボールからの3球目を力強く引っ張り、右翼席に殊勲の5号をたたき込んだ。「すごく完璧な当たり。手応えも良かったし、打った瞬間にいくと思った」と自賛する会心の一発だった。入念な準備があってこそ、結果が生まれている。「