新聞、雑誌や空き缶などを陶で表現した作品で知られる現代美術家の三島喜美代(みしま・きみよ)さんが19日、死去した。91歳だった。葬儀は近親者で済ませた。大阪市出身。1970年代から新聞や雑誌などの印刷物を陶に転写した立体作品を制作した。空き缶、段ボールなどの身近なゴミを陶で表現した作品も発表。情報化や大量消費社会に厳しい目線を投げ掛けるオブジェ作品で注目を集めた。74年、イタリアのファエンツ