富士山で登山道の混雑や登山客のマナー違反が問題となっている。九州大学准教授の田中俊徳さんは「登山者数自体は、長期的には減少傾向にある。オーバーツーリズムを解決するには、利用者の『質』やコントロールの方法を変える必要がある」という――。※本稿は、田中俊徳『オーバーツーリズム解決論 日本の現状と改善戦略』(ワニブックス【PLUS】新書)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/Ryosei Watanabe※写真はイ