江戸時代に整備された五街道の一つである中山道(なかせんどう)は、江戸日本橋から京都三条大橋までを結ぶ重要な街道です。全長は135里32丁(約534km)に及び、旅人が途中で休憩・食事・宿泊ができるよう、69の宿場が置かれました。そのうちの17宿、126.5kmが岐阜県の美濃地方を東西に横断しており、いまも往時の面影を色濃く残しています。険しい峠道や苔むした石畳を歩けば、かつての旅人も同じ景色を見ていたかもしれないとノ