東電の旧経営陣に計13兆円を超える賠償を命じたことで話題になった7月の東電株主代表訴訟。判決では、ひとたび原発事故が起きれば「我が国の崩壊につながりかねない」と指摘された。だからこそ、その安全性には極めて厳格な基準が適用されているに違いない、と誰もが思っていることだろう。そして、数多ある原発差し止め系の裁判において、裁判官は厳格に危険性の有無を判断しているはずだとも。原発再稼働の容認派であろうと反対