上司のパワハラが原因で従業員の男性(当時29歳)が自死したとして、男性の両親が勤務先の日本重化学工業と上司に対して計約1億円の損害賠償を求めていた訴訟の判決が8月22日、東京地裁であった。品田幸男裁判長は原告側の請求を棄却した。男性の父親・山口智さん(70歳)が、代理人の尾崎行正弁護士らと記者会見を開き「不当判決で、がっかりしました。控訴して再度判断を仰ぎたい」と述べた。●自死につながる精神疾患まで認識で