精神科病院に入院中の男性患者が身体拘束によるエコノミー症候群で死亡したことをめぐり、家族が病院に損害賠償をもとめた訴訟で、最高裁は病院側の上告を退け、約3500万円の支払いを認めた2審名古屋高裁金沢支部判決が確定した(10月19日付)。これをうけて、民間の1186の精神科病院でつくられる公益社団法人「日本精神科病院協会」は11月26日、会見をひらき、「判決は到底容認できない」、「患者の安全を確保しつつ、適切な治療