自国開催の東京五輪。そのサッカー競技を日本の候補選手たちはどう捉えているのだろうか。かつて五輪は、世界の若手の品評会と言われた。五輪本大会には、欧州のクラブのスカウトが大挙して駆けつけたものだ。サッカー後進国の若手選手にとって、五輪は世界へ羽ばたく登竜門としての役割を担っていた。五輪の最終メンバーに選ばれて、五輪本大会で活躍すれば、欧州のスカウトの目に止まるかも知れない--。たとえば、中田英寿