コインを6回投げたときの順列で、「表、裏、裏、表、裏、表」と「表、表、表、表、表、表」が出る確率はどちらが高いか。名古屋商科大学ビジネススクール教授の岩澤誠一郎氏は、「前者を選ぶ人が多いのですが、実は確率は両者とも1/2の6乗(1/64)です。印象を優先しすぎると仕事や投資において誤った判断をしやすい」という――。※本稿は、岩澤 誠一郎『ケースメソッドMBA実況中継04行動経済学』(ディスカヴァー・トゥエンテ