今から45年前、1975年に刊行され、今なお日本の経営者たちに読み継がれている本がある。伝説的経営コンサルタント・一倉定(いちくら さだむ)氏による「一倉定の社長学シリーズ」(2017年に〈新装版〉として復刻、(日本経営合理化協会出版局刊)刊)である。全10巻、総額10万円を超えるこのシリーズが、刊行当時から今に至るまで、「経営のバイブル」として絶大な支持を集めている理由の一つが、一倉氏の説く「経営の原理原則」