岩手県宮古市田老地区。過去にも大津波で壊滅的な被害を出しており、地区には「万里の長城」の異名を持つ高さ10メートル、総延長約2・5キロメートルの長大な防潮堤が築かれていた。【写真】ふわふわフリッタータイプが食欲をそそる、老舗食堂のどんこ唐揚げ丼泣きながら道具を拾い集めた赤沼秋子さん(68)が営む「善助屋食堂」は震災前、この防潮堤のそばにあった。'11年3月11日、経験したことのない大きな揺れが赤沼さんを