毎日のようにテレビに出ていたはずの芸人が、いつの間にか見なくなっていた。あるいはいなくなったことにすら気づかれず、そのまま忘れ去られてしまう。よくある話だが、視聴者はそんな彼らを容赦なく「消えた」「死んだ」と揶揄する。もちろんその存在が実際に消えたわけではなく、一度掴んだ栄光を手放した後の世界で、彼らの人生は確かに続いている。そんな一発屋芸人と呼ばれる彼らの「その後」をつづった書籍が『一発屋芸人列