小説『不発弾』は、電機大手の不適切会計の裏にある悪質な問題を捜査する警察と、不正会計に手を染める人々が描かれている。狂乱のバブル期から崩壊、低迷する現代に至る日本経済のパラレルワールドのようだ。6月にWOWOWでドラマ化され、ストーリーは中盤に差しかかってきた。2017年4月に掲載した、作家の相場英雄氏へのインタビューを再度紹介する。きっかけは東芝の不適切会計会見―物語は、三田電機産業による巨