昭和の時代を背景に東京落語の魅力を描くアニメ「昭和元禄落語心中」、1/15に放映された第2回は〈八雲と助六〉篇の序だった。原作である雲田はるこ『昭和元禄落語心中』の第2巻前半までの部分である。前回のラスト、弟子の与太郎に聞かせる形で八代目・有楽亭八雲の語りが始まった。時代は一気に戦前へと遡り、昭和10年代まで戻る。ゆえあって七代目・有楽亭八雲の内弟子へと預けられた「坊」こと前座名・菊比古(のちの八代目八